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サロンボードでメニューを非表示にすると予約できなくなる?「電話予約のみ」の罠

5分で読めます 公開日: 2026年8月10日
サロンボードでメニューを非表示にすると予約できなくなる?「電話予約のみ」の罠

サロンボードでメニューやクーポンが表示されないときは、公開設定や期間の見落としが原因のことが多いです。表示されない主な原因と確認する場所を、実際にサロンボードを毎日操作している立場から手順で解説します。サロンボードでメニューを非表示にしていると、こうしてクーポンが表示されない・予約が成立しない状態が起きることがあります。原因は難しい設定ミスではなく、「クーポンとメニューの関係」を知らないまま表示メニューを消してしまうことにあります。

この記事では、複数のサロン様のホットペッパービューティー運用を代行している私たちが、なぜメニューを非表示にすると「電話予約のみ」になってしまうのか、その仕組みと直し方、そして「非表示にしていい場合・ダメな場合」の線引きを整理します。集客全体の考え方は「ホットペッパー集客 完全ガイド」にまとめているので、あわせてご覧ください。

「クーポンは出してるのに予約が来ない」——まず何が起きている?

一番多いのが、次のような状況です。クーポンは毎月きちんと作って掲載している。お店の管理画面ではクーポンが「掲載中」になっている。それなのに、ネット予約の数字が伸びない、あるいはゼロに近い。

このとき、お客様側の予約ページを実際に開いてみると、日時を選ぶ画面までたどり着けず、「電話予約のみ」といった趣旨の表示になっていることがあります。お店側は「クーポンを出している=予約を受けられている」と思い込んでいるため、この食い違いに気づきにくいのが厄介なところです。

そしてこの状態の引き金になりやすいのが、表示メニューをすべて非表示にしてしまっていることです。「うちはクーポンだけで集客するから、メニューは見せなくていい」と考えて非表示にした結果、ネット予約の入口そのものが閉じてしまう、というパターンです。

見落としやすいのは、お店側の管理画面には特にエラーが出ないことです。クーポンは問題なく作れて、掲載中の表示になり、見た目には何もおかしくありません。ところがお客様の画面だけが「電話予約のみ」になっている。この「お店側は正常に見えているのに、お客様側では予約できない」というズレが、原因の発見を遅らせます。だからこそ、予約が伸びないときは推測で終わらせず、一度お客様と同じ画面を自分の目で開いてみることが大切です。

なぜメニューを非表示にすると「電話予約のみ」になる?

ここがこの記事の核心です。理由は、クーポンが単体では予約の入口として成立せず、メニューに紐づく形で成り立っているからだと考えられます。

ホットペッパーのクーポンには、「メニューを選択してご利用いただくクーポン」という考え方があります。お客様がネット予約に進むとき、最終的には「どの施術を・どのくらいの時間で受けるか」という中身、つまりメニューの情報が必要になります。クーポンは、その中身に割引や特典を乗せるための仕組みという位置づけです。

そのため、表示できるメニューが1つも無い状態にしてしまうと、システム側は予約の中身を組み立てられず、お客様の画面にネット予約の導線を出せなくなります。その結果として表示されるのが、「電話予約のみ」の案内というわけです。クーポンを一生懸命作っても、土台になる表示メニューが無ければ、ネット予約は成立しません。

大事なのは、これは「エラー」や「故障」ではなく、仕組み上そうなる、という点です。だからこそ、原因を知らないと「クーポンは出しているのに、なぜ?」と迷宮入りしやすいのです。設定を何度見直しても、クーポン側ばかりを触っていては解決しません。見るべきは「表示メニューが1つでも残っているか」という、クーポンの一段下にある土台の部分です。

なお、ここで説明しているのはお客様の予約画面で実際に起きる見え方です。管理画面の内部的な仕様は変更されることもあるため、細かな挙動はご自身の画面でご確認ください(※2026年7月時点。画面は変更されることがあります)。

どうやって直す?——表示メニューを1つ用意する

直し方はシンプルで、ネット予約に出す表示メニューを最低1つ用意して掲載することです。メニューさえ表示されていれば、そこにクーポンを組み合わせて、ネット予約の導線が作れるようになります。

メニューの設定は、サロンボードにログインしたあと、店舗情報やコンテンツをまとめて扱う「掲載管理」のなかにあります。そこからメニューの登録・編集・掲載/非掲載の切り替えを行う画面に進む、という経路です。具体的なボタンの名称や並びは画面の更新で変わることがあるため、実際の画面でご確認ください。

大まかな流れは次のとおりです。

  1. サロンボードにログインする
  2. 「掲載管理」からメニューを扱う画面を開く
  3. お客様に見せたいメニューを登録する(すでにあるメニューなら掲載を「表示」に戻す)
  4. そのメニューが掲載中(表示)になっていることを確認する
  5. 使いたいクーポンが、そのメニューと組み合わせて使える状態かを確認する

設定を変えたら、必ずお客様側の予約ページを自分でも開いて、日時選択まで進めるかを確認してください。管理画面上で「掲載中」になっていても、お客様の画面で予約導線が出ているかは別問題です。実際に予約の一歩手前まで操作してみるのが、一番確実な確認方法です。

メニューは非表示にしていい?ダメ?——場合分け

「メニューを非表示にすること自体がダメ」というわけではありません。問題になるのは、ネット予約を受けたいのに、表示メニューをゼロにしてしまうことです。この線引きを表にまとめます。

状況メニュー非表示の可否どうなるか
ネット予約を受けたい(表示メニューが他にもある)一部の非表示はOK見せたいメニューだけ残せる。予約導線は保たれる
ネット予約を受けたいのに表示メニューを全部非表示NGネット予約の導線が消え、「電話予約のみ」になることがある
そもそも電話予約だけで運用したい非表示でも可ただし予約受付設定など、別の設定で意図通りか要確認
一時的に特定メニューだけ止めたい個別に非表示でOK他の表示メニューが残っていれば予約は成立する

ポイントは、「表示メニューを最低1つ残す」という一線です。特定のメニューを見せたくない、期間限定で止めたい、という個別の非表示は問題ありません。危ないのは、クーポン運用に寄せるあまり、表示メニューを一つ残らず消してしまうケースです。

もし本当に電話予約だけで運用したい場合は、メニューの非表示だけで判断せず、予約の受付方法そのものの設定も合わせて確認するのが安全です。受付まわりの設定で予約が入らなくなる原因は、メニュー以外にもあります。

クーポンが「表示されない」ときの見直し順

最後に、クーポンがお客様の画面に表示されない・予約につながらないと感じたときの、確認の順番を整理しておきます。上から順に見ていくと、原因にたどり着きやすくなります。

  • 表示メニューが1つ以上あるか——今回の本題。ゼロだと予約導線が出ません
  • クーポン自体が掲載中(表示)になっているか——作っただけで掲載していない、期限切れになっている場合があります
  • クーポンとメニューの組み合わせが成立しているか——クーポンが使えるメニューが表示されているか
  • 予約の受付設定が予約を受けられる状態か——受付枠や受付方法の設定が影響します
  • お客様側の画面で実際に日時選択まで進めるか——最終確認は必ずお客様目線で

この順で見ていって、それでも解決しない場合は、サロンボードのヘルプデスクや公式ヘルプで、ご自身の店舗の状態にあわせて確認するのが確実です。多くの場合、上の1つ目「表示メニューがあるか」で引っかかっていることが多いので、まずはそこから疑ってみてください。クーポンの中身を作り込む前に、予約の土台となるメニューが表示されているか——この順番を押さえておくと、同じ落とし穴にはまらずに済みます。

まとめ

「クーポンは出しているのに予約が来ない」の隠れた原因のひとつが、表示メニューをすべて非表示にしてしまい、ネット予約の導線が消えて『電話予約のみ』になっている状態です。クーポンはメニューに紐づいて成り立つため、土台となる表示メニューが無いと、どれだけクーポンを作ってもネット予約は成立しないことがあります。

直し方は、表示メニューを最低1つ用意して掲載し、お客様側の画面で予約が進むかを確認すること。そして「非表示にしていいのは個別のメニューまで、全部消すのはNG」という一線を覚えておくことです。設定は「掲載管理」から進めますが、画面は変わることがあるので、最後はご自身の予約ページで確かめてください。

こうした設定の落とし穴のチェックや、クーポン・メニューの見直しまで含めて運用ごと手放したい方は、下のご案内もご覧ください。

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今枝友典(合同会社iMedia代表・楽々ブログ運営者)
今枝友典
合同会社iMedia 代表

現役でサロンのホットペッパー運用を代行。ブログ・スタイル投稿の毎日更新を複数サロンで実務として回しながら、その運用ノウハウをもとに「楽々ブログ」を提供しています。

参考

2026年7月時点の画面・実運用にもとづきます。仕様は変更される場合があります。