ホットペッパーのブログのハッシュタグの付け方(検索の入口になる?実際のところ)

ホットペッパービューティーのブログのハッシュタグは、付け方を知らないと効果が出ません。検索の入口になるのか、どんなタグを選べばいいのか、実測を踏まえた付け方の考え方を、毎日投稿している立場から解説します。
結論から言うと、私たちが複数のサロン様のホットペッパー運用を代行してきた実感では、ブログのハッシュタグは検索の入口にはほとんどなっていません。インスタグラムのタグとは役割が別物だと考えたほうが、時間の使い方を間違えずにすみます。この記事では、タグにどこまで手をかけるべきか、そして同じ時間をどこに回すと効くのかを、実運用の観察をもとに整理します。集客全体の設計は「ホットペッパー集客 完全ガイド」にまとめているので、あわせてご覧ください。
そもそもブログのハッシュタグは何のためにある?
ホットペッパーのブログでタグを付けると、その言葉が本文の下にラベルのように並びます。見た目はインスタグラムのハッシュタグと似ているので、同じように「タグ経由でたくさんの人に見てもらう入口」だと受け取ってしまいがちです。ここが最初のつまずきどころです。
インスタグラムのタグは、そのタグを検索・フォローしているユーザーの投稿一覧に入り込むための、いわば拡散の仕組みです。無関係な人にも届く可能性があるからこそ、数や言葉選びが効いてきます。一方でホットペッパーのブログのタグは、あくまで「そのお店のブログ」という枠の中で記事を分類・整理するためのラベルに近い性格をしています。すでにそのお店のページを見ている人が、関連する別の記事へ移るための道しるべ、というイメージです。同じ「ハッシュタグ」という名前でも、想定されている使われ方がそもそも違うのです。
この違いを押さえておかないと、「インスタで効いたやり方をそのまま持ち込む」ことになりがちです。インスタのつもりで人気ワードを大量に並べても、ホットペッパーのブログでは同じようには働きません。ここを混同したまま「とにかく数を付ける」と、労力のわりに手応えが出ない、という結果になりやすいのです。
ハッシュタグは検索の入口になる?
一番気になるところだと思います。私たちが実際に運用してきた範囲での実感を、正直にお伝えします。
ブログのタグが、新規のお客様の検索の入口になっているという手応えは、ほとんど得られていません。 ホットペッパーでお店を探すお客様の多くは、エリアやメニュー、クーポンといった条件からたどり着きます。ブログそのものを入口にする方もいますが、その場合でも「タグをたどって別のお店のブログにたどり着いた」という動きは、私たちが見てきたかぎりでは主要な流れになっていません。
もちろん、これは私たちが担当している店舗での観察であって、すべての店舗・すべての時期に当てはまると言い切れるものではありません。仕様も検索の挙動も、時間が経てば変わり得ます。ただ、少なくとも今の時点で「タグを増やせば検索流入や順位が増える」と期待して時間をかけるのは、費用対効果の面でおすすめしにくい、というのが率直なところです。タグは「付けても損はしないが、そこが勝負どころではない」くらいの位置づけで捉えるのが、実態に近いと考えています。
言い換えると、タグは「やらないと減点される項目」ではなく、「やってもそれほど加点されない項目」に近い感覚です。だからこそ、限られた運用時間の中で、タグに悩む時間は最小限にとどめたい。その時間は、あとで触れるように本文や見出しに回したほうが、予約という結果に近づきやすいと私たちは見ています。
付けたタグは、どこで役に立つ?
「入口にならないなら、付ける意味がないのでは」と思われるかもしれません。ただ、私たちはタグを完全に無駄だとは考えていません。役に立つ場面が、検索とは別のところにあるからです。
一番実感があるのは、すでにお店のブログを読んでいる人が、関連する記事にもう一本たどり着くきっかけになることです。ある施術のビフォーアフターを見た人が、同じタグの付いた別の症例やスタイルの記事へ移ってくれると、そのお店への興味が深まります。新規の入口ではなく、来てくれた人にもう少し見てもらうための、店内の回遊の道しるべ、という役割です。
もう一つは、お店側の記事整理としての実利です。記事が数十本、数百本とたまってくると、あとから「縮毛矯正の記事だけ見返したい」というときにタグが手がかりになります。これは集客というより運用の効率化ですが、地味に効いてきます。
いずれにしても、これらは「タグを大量に付ける理由」にはなりません。回遊にも整理にも、記事に合った言葉が数個あれば十分に機能します。
ハッシュタグのよくある誤解と、実際のところは?
タグをめぐってよく聞く思い込みと、私たちが実運用で感じている実際、そして同じ時間をかけるならどこにかけるべきかを、並べて整理します。
| よくある誤解 | 実際(私たちの運用実感) | 時間をかけるべき所 |
|---|---|---|
| インスタと同じで、タグを大量に付けるほど見てもらえる | タグ経由の新規流入の手応えはほとんどない | タグの数より本文・見出しの中身 |
| とにかくたくさん付けたほうが有利 | 羅列しすぎるとむしろ雑な印象になりやすい | 記事に関連する数個に絞る |
| 人気ワードを詰め込めば拾われる | 記事内容と関係ないタグは読み手の信頼を下げる | 記事の中身に合った言葉を選ぶ |
| タグを付ければ掲載順位が上がる | 順位を直接動かす要素だとは考えにくい | クーポン・メニュー・写真など予約に直結する要素 |
表の右側を見てもらうと分かるとおり、タグそのものを否定しているわけではありません。「タグに使う労力の大半は、別のところに回したほうが効く」というのが伝えたいことです。
じゃあ、タグはどう付けるのがいい?
「付けなくていい」という話ではありません。せっかく欄があるので、手短に、きれいに付けておくのが良いと考えています。私たちが実際に運用するときに意識しているのは、次のような点です。
- 記事の内容に関連の高いものを数個に絞る。 その記事が縮毛矯正の話なら、施術名やお悩みに関する言葉を数個。記事と関係のないワードは入れません
- 数で勝負しようとしない。 十個も二十個も羅列すると、読み手には「中身より数でごまかしている」ように映りやすく、かえって印象を下げます
- 人気ワードの寄せ集めにしない。 検索で拾われそうという理由だけで、記事と無関係な流行り言葉を詰め込むのは避けます
- 迷ったら少なめに。 タグは主役ではないので、時間をかけて悩む対象ではありません。さっと付けて次に進むくらいで十分です
要は「関連する言葉を、数個、きれいに」。これで、タグにかける時間は最小限で済みます。
タグより先に手をかけるべきなのは?
タグを削った分の時間を、どこに回すと効くのか。ここが本題です。私たちが実際に成果を感じているのは、タグではなく本文と見出しのほうです。
お客様に見つけてもらいたい言葉があるなら、それをタグに詰め込むより、記事のタイトルや見出し、本文の中に自然な形で入れるほうが、読み手にも内容にもなじみます。たとえば「〇〇(エリア)で縮毛矯正をお探しの方へ」といった見出しは、その言葉を探している人にとって、記事が自分向けだと一目で分かります。タグのラベルを眺めるより、こうした見出しや本文のほうが、読み手の「これは自分の悩みの記事だ」という判断を後押しします。
ただし、これも「キーワードを不自然に詰め込めばいい」という話ではありません。人が読んで違和感のない文章の中に、探している言葉が自然に入っている——この状態が理想です。無理に詰め込むと読みにくくなり、逆効果になります。何をどう書くかは「ホットペッパー ブログの書き方 完全版」で構成の型ごとにまとめているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
ホットペッパーのブログのハッシュタグについて、私たちの運用実感をお伝えしてきました。要点は3つです。タグは検索の入口にはほとんどなっておらず、インスタグラムのタグとは役割が別物であること。付けるなら記事に関連する言葉を数個に絞り、羅列はしないこと。そして、同じ時間をかけるなら、タグより本文や見出しに自然な形でキーワードを入れるほうが効くこと。
繰り返しになりますが、これは私たちが担当してきた範囲での傾向であり、断定ではありません。それでも「タグをインスタの感覚で大量に付ける」ことに時間を使うより、記事の中身に手をかけるほうが、予約につながる可能性は高いと考えています。
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参考
2026年7月時点の画面・実運用にもとづきます。仕様は変更される場合があります。タグの扱いや検索の挙動は今後変わる可能性があるため、断定ではなく「私たちが見てきた範囲での傾向」としてお読みください。